会社辞めて、地元に帰って、個人で稼いで、好きに生きてみるよ

2015年、32歳(妻子アリ)で脱サラ、地元で個人事業主になった私の記録です

第4話 融資を受ける その1 はじめての商工会議所

前回の記事で、再就職手当の支給までは順調に進みました。

さあ、次はいよいよ事業資金を借りようという話です。

脱サラしたばかりで、最初の試練、プレッシャーもあり、サラリーマン時代では得る事が出来ない、本当に良い経験でした。

 

この融資ですが、自己資金がたくさんある方は融資を受ける必要ないと思いますが、転勤族で妻子持ち(こども2人とも保育園通いの)32歳のサラリーマンでは融資を受けなければ開業など出来ません。

また、今はひとりネットショップですが、最初は店舗型で卸売業を開業する予定でしたので、融資は絶対に必要だったのです。

もう融資が受けられなければそこで試合終了ですから、慎重に計画的に進めなければなりません。

 

色々調べた結果、創業時の融資を受けるには「日本政策金融公庫」が良いという結論に。しかし、ワタクシが住む田舎から最寄りの「日本政策金融公庫」までは車で2時間近くかかります。これからちょくちょくいく事になるのであれば、キツイ距離です。

 

そこで、ワタクシがまずしたことは、

地元の商工会議所という所が「日本政策金融公庫」と繋がっているらしい、との事で電話で「創業融資」について問い合わせました。朝9時。

すると、電話に出てくれた若い感じの良い男性が、一瞬まじかよ的な空気を出しながらも、「いつでも大丈夫なのでお気軽に相談に来てください」的な返事が!

電話を切ってすぐに行きました。期待に胸を膨らませて。

 

到着すると、なにやら所員の人達が心なしかざわついています。「お前行けよ」「いやいや、お願いしますよ!」的な押し問答の末、「ええー、俺かよー(笑)」などと言いながら、中年男性が。

「じゃあ、こっちにどうぞ」などと言われ、なんじゃこりゃ!と思いながら仕切りのあるテーブルへ案内されました。なんかワイシャツの胸ポケットに裸で千円入ってました。

昼ごはん代らしいです。

 

もう完全にこっちも警戒しました。

しかし、当然向こうも警戒しています。

 

こんな田舎で、いきなり創業融資を!って乗り込んで来てますからね。

 

それで、一応作った事業計画書で事業を説明し、「ふーん、本当にやるのー?」「それで儲かるの?」などと警戒心満々で言われましたが、「本気だったらメールで事業計画書と、もっと詳しい資料を送って」と言われ、この時は連絡先を交換して帰りました。

時間にして10〜15分ほどだったと思います。

 

最初の所員の人達の押し問答や、担当のN氏の反応が微妙だった事、何と言ってもN氏は非常に高圧的だったこともあり、ここに任せていいものか不安でしたが、ワタクシに残された道はN氏を信じて突き進むしかない!と決意し、事業計画書の改訂版と、現在の業界の事をまとめた資料と、その中で自分が狙う市場や改革したい部分を纏めた資料をメールで送ったのでした。

 

それから1週間くらいしてN氏から連絡をもらい、再度商工会議所を訪問しました。

 

N氏が出てきます。

「ほれ!」と資料を渡されました。

見てみると、ワタクシが送った資料を纏めた素晴らしい事業計画書をN氏が作ってくれていました!

 

 

                 〜つづく〜

 

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